今回は、沖縄県の宮古島・石垣島・波照間島、長崎県の五島列島、壱岐島にある、神社やパワースポットを巡る旅についてご紹介します。
離島には、古くから大切にされてきた神聖な場所が数多く存在します。
そんな場所を訪れることで、日常とは違った特別な体験ができるはずです。
この記事を参考に、離島のパワースポット巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
宮古島のパワースポット
漲水御嶽(はりみずうたき)
漲水御嶽は、宮古島で最も古い霊場とされる御嶽(拝所)です。
宮古島の創造神話の神々が祀られているパワースポットで、宮古島の原点とも言える聖地です。
島で最も格式の高い拝所と言われていますが、数少ない自由に出入りできる御嶽でもあります。
※基本的に御嶽は勝手な立ち入りが禁止されています。また、男子禁制のところが多いです。
敷地内には大きなガジュマルの木があり、神聖な空気が流れています。
御嶽内では私語を慎み、他の方の参拝の邪魔にならないよう、順番を待ちましょう。
宮古島の歴史と文化を感じられる、特別な場所です。
宮古神社
宮古神社は、1590年に建立された宮古島唯一の神社で、日本最南端に位置する神社としても知られています。歴史は400年以上と古く、金運上昇や商売繁盛などのご利益があるとされています。
色鮮やかな朱色の屋根に、狛犬の代わりにシーサーが鎮座するなど、琉球らしい雰囲気が特徴的。
小高い丘の上にあるため、境内からは美しい海を望むことができます。
漲水御嶽からも近いので、セットで参拝するのがおすすめです。
大神島
大神島は、宮古島から約4km離れた小さな島で、島全体が神の島と呼ばれる聖域です。
島内には数多くのパワースポットがあり、波の浸食によってできた奇岩「ノッチ」が見られます。
島の中央部にある「遠見台」展望台からは、エメラルドグリーンの美しい海と、宮古島や池間島を一望できます。神秘的な雰囲気に包まれた、特別な島を訪れてみてはいかがでしょうか。
石垣島のパワースポット
於茂登御主神(おもとおぬしかみ)
於茂登御主神(おもとおぬしかみ)は、石垣島最高の聖地とされる御嶽です。
島の守り神である於茂登御主神が祀られており、五穀豊穣や家内安全、商売繁盛などのご利益があるとされています。
拝所の周辺には、美しい自然が広がっています。
石垣島の歴史と文化を感じられる、神聖な場所の一つです。
石垣島鍾乳洞
石垣島鍾乳洞(2011年)
石垣島鍾乳洞は、日本最南端の鍾乳洞で、約20万年前に形成されたと言われています。
全長約3,000mにおよぶ洞内には、幻想的な鍾乳石や石筍が広がっています。
※公開されているのはそのうちの約660m
パワースポットとしても知られ、悠久の時の流れを感じることができます。
洞内は神秘的な雰囲気に包まれており、日常とは違った特別な体験ができるでしょう。
桃林寺
桃林寺は、日本最南端に位置する八重山列島最古の寺院(禅寺)です。
1614年に創建され、第二次世界大戦や台風の被害に遭いながらも再建を重ねてきました。
仁王像の霊験と、災害に屈しない強さにあやかり、厄除けや起死回生のご利益があるとされています。
石垣島の歴史を感じられる、特別な場所の一つです。
波照間島のパワースポット
日本最南端の碑(高那崎)
波照間島の最南端に位置する「日本最南端の碑」は、多くの観光客が訪れる人気スポットです。
碑の横には「日本最南端平和の碑」もあり、平和を願うメッセージが刻まれています。
断崖絶壁の上に立つ碑からは、雄大な海の景色を一望できます。
日本の最南端で、特別な思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
※歩きやすい靴をおすすめします。
ニシ浜
「波照間ブルー」と呼ばれる波照間島随一の美しいビーチです。
美しい景色とのんびりした時間は、全身にエネルギーをチャージしてくれるよう。
癒やされたい時におすすめのパワースポットです。
五島列島のパワースポット
三井楽教会
三井楽教会は、五島列島の福江島にある、歴史の古いキリシタン教会の一つです。
元々は1880年に木造の教会が建てられましたが、シロアリ被害のため1971年に建て替えられました。
白い壁にモザイク聖画が映える印象的な教会で、内部のステンドグラスの美しさも圧巻です。
※扉が閉まっているときは、内部見学ができません。
歴史の長さと信仰の美しさを感じられる場所です。
鬼岳
鬼岳は、五島列島の福江島にある標高315mの山です。
鬼のように切り立った山かと思いきや、こんもりと丸く愛嬌のある形をしています。
「未来に残したい草原の里100選」に選ばれています。
散策ルートは季節によって違う花が咲き、風が吹き抜ける草原は気持ちよいの一言。
街や海を一望することもでき、山登りのあとの爽快さは格別です。
大瀬埼灯台
大瀬埼灯台は、福江島の西端に位置する灯台で、「日本の灯台50選」にも選ばれています。
1971年に建てられた石造りの灯台で、洋風の美しい建築が特徴的。
九州本土で最も遅い時間に夕陽が沈む場所とされていて、「日本の夕陽百選」にも選ばれています。
夕暮れ時には、郷愁を誘う美しい風景が拝めます。
王位石(おえいし)
五島列島の北部にある野崎島には、山深いところに「沖の神島(おきのこうじま)神社」が鎮座しており、その後ろには日本版ストーンヘンジとも言える「王位石(おえいし)」という鳥居型の巨石がそびえ立っています。
王位石のそばでは磁場が狂うという不思議な現象が起きており、パワースポットとしても知られています。自然の中に佇む神秘的な空間で、特別なエネルギーを感じてみてはいかがでしょうか。
沖ノ神嶋神社(おきのこうじまじんじゃ)
沖ノ神嶋神社は、野崎島の北部にある神社で、海に向かって建てられた社殿は対岸の小値賀島にある地ノ神島(ぢのこうじま)神社と向かい合う形となっています。
海上交通の守り神として、かつてここを通った遣唐使船や貿易船などの航海の安全を見守ってきた神社です。自然の中に佇む神聖な空間で、歴史を感じながら参拝してみてはいかがでしょうか。
壱岐島のパワースポット
小島神社
壱岐島には、「壱岐のモンサンミッシェル」と呼ばれる小島神社があります。
満潮時には海に浮かぶ神社で、干潮時のみ参道が現れ、歩いて参拝することができるという珍しい神社です。
パワースポットとしても知られ、美しい景色とともに特別なエネルギーを感じることができます。
潮の満ち引きによって表情を変える神社で、自然の神秘を感じてみてはいかがでしょうか。
辰ノ島
壱岐島最北端の勝本港沖に浮かぶ無人島「辰ノ島」は、玄界灘の宝石箱と称される美しい島です。
遊覧クルーズで島に向かう途中には、断崖の岩肌に浮き出た「羽奈毛(はなげ)観音」が見られます。
ただし、見られるのは正直者のみだそう。
果たして、あなたは見ることができるでしょうか?
離島のパワースポットを巡る旅
離島のパワースポットを巡る旅は、日常とは違った特別な体験ができる魅力的な旅です。
神聖な場所を訪れることで、自然のエネルギーを感じたり、心が洗われたりする経験ができるはずです。
パワースポット巡りの際は、場所によって立ち入り禁止の場所やルールがあることを忘れずに。
神聖な場所では、静かに過ごすことを心がけ、自然や歴史を大切にする気持ちを持つことが大切です。
また、パワースポットは、早朝や夕暮れ時に訪れると、より神秘的な雰囲気を味わえます。
人が少ない時間を狙って、ゆっくりと巡ってみるのもおすすめです。
離島のパワースポット巡りを通して、日常では味わえない特別な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと、心に残る素敵な思い出になるはずです。
まとめ
宮古島、石垣島、波照間島、五島列島、野崎島、壱岐島には、神聖なパワースポットが数多く存在します。古くから大切にされてきた場所を訪れることで、自然のエネルギーや歴史を肌で感じることができるでしょう。
離島のパワースポット巡りは、日常を離れて、心身ともにリフレッシュできる特別な旅。
ぜひ、この記事を参考に、離島の神聖な場所を巡ってみてください。